【できるぞ副業!法人設立への道】AIの力を借りて法人名を考える
前回の記事で、法人の種類として「非営利型一般社団法人」を目指すことにしました。
そして、今回の記事では「法人名」を考えるところを記事にしたいと思います。
法人名を考える(前提条件)
まず、法人名をつけるにあたって、ルールがあります。大きく3つあるので、ご紹介。
①法人の種類を入れる
法人名の前か後ろに、必ず「一般社団法人」という文言を入れる必要があります。小難しい言葉で言うと、「法律文字の使用義務」というらしいです。
また、他の法人と誤認される名称を用いてはダメです。例えば、「一般社団法人○○株式会社」とか、「一般社団法人△△財団」とかはダメなのです。
②同一名称を使えない
同じ住所地に、同じ名前の一般社団法人は登記することができません。
③不正目的による名称などの使用制限
不正目的で、他の一般社団法人や一般財団法人と誤認されるおそれのある名称は使えません。
例えば、「一般財団法人全日本野球協会」という一般財団法人がありますが、「一般財団法人新日本野球協会」や、法人の種類が違うからと言って「一般社団法人全日本野球協会」という法人名はダメということです。
ChatGPTに法人名を考えてもらおう
法人名の命名ルールは先ほど述べた通りです。
命名は思いがあってつけられるものですので、すべて自分で考えるのが普通です。
今回、私はChatGPTに手伝ってもらい、よさげな法人名を考えてもらいました。というのも、ベースとなる名称は決めていたのですが、それに続く名称でしっくりくるものが思いつかなかったので、お手伝いしてもらったわけです。
ただ、この項で名称をはっきりさせてしまうと、他の方に先に名称を抑えられてしまう恐れがあるので、正式に法人が設立されるまでは、ベースとなる名称を△△と置き換えて記事にしています。また、[ ] でくくられた部分は、名称バレを防ぐ目的で伏せる必要があるため、どのように書いたかを記載しています。(ひらがなの読みは、▲▲と置き換えています)
ChatGPTとの実際の会話
法人名を考えています。「△△」(▲▲・[アルファベットでの表記])という単語を使用して、10個候補を考えてほしい。
「△△(▲▲)」という言葉をベースにした屋号の候補を10個考えました。イメージや季節感を大切にしつつ、温かみや静けさを感じさせるものを意識しました。
△△庵(▲▲あん)
静かな和の雰囲気を持つ屋号。茶屋や宿泊施設にぴったり。
△△亭(▲▲てい)
落ち着いた雰囲気で、食事処やカフェに合う屋号。
△△の里(▲▲のさと)
田舎の温かさを感じさせる名前で、宿や地域の特産品を扱う店に良い。
△△舎(▲▲しゃ)
洋風のイメージもありつつ、温もりを感じさせる名称。ギャラリーやカフェに。
△△工房(▲▲こうぼう)
手作り感を出したい店舗に最適。工芸品やアート作品を扱う店に。
△△の灯(▲▲のあかり)
夜の景色のようなイメージで、温かい光を感じさせる。レストランやバーに。
△△の詩(▲▲のうた)
情緒的で美しい名前。書店やアートショップ、音楽関連の店に。
△△堂(▲▲どう)
伝統的な雰囲気を持つ屋号。道場や茶道具店に。
△△箱(▲▲ばこ)
物を大切に扱う場所や、温かい手作り感のある商品を販売する場所にぴったり。
△△屋(▲▲や)
シンプルで親しみやすく、雑貨店やカフェに合う名前。
これらの候補が、雰囲気や業態に合うかどうか、ご参考になれば嬉しいです!
なかなか、面白い候補が出てきました。
ちょっと色付けしてみます。
業務内容も踏まえて、もう一度。
業務内容(プログラミング、アプリ開発、LAN工事、通信工事)を考慮して、再度10個考えてほしい。
業務内容に合わせて「△△(▲▲)」を活かしつつ、プログラミングやアプリ開発、LAN工事、通信工事に関連した屋号の候補を考えました。技術的な側面を取り入れ、信頼感や安定感を感じさせる名前を意識しました。
△△テクノロジー(▲▲テクノロジー)
シンプルで業務内容をダイレクトに伝える名称。技術系全般に対応。
△△システムズ(▲▲システムズ)
システム開発やインフラ関連の会社に適した名称。企業向けにも信頼感がある。
(中略)
△△ネットソリューション(▲▲ネットソリューション)
ネットワークや通信の課題解決に特化した企業にぴったり。問題解決の信頼感がある。
これらの名前は、技術系の業務に焦点を当てつつ、△△の穏やかなイメージを取り入れたものです。業務内容をしっかり伝えつつ、ブランドとしての個性も感じられるようにしました。
なかなか、現代風な名前ばかりが出てきました。
イメージと異なるので、違う感じでお願いしてみます。
テイストを変えてみる。
ちょっと思っていたのと違うので、格調高めの和風にしてみて。
なるほどです!
先ほどの「現代寄り」から一歩戻して、「△△」の雅さを前面に出しつつ、格調高く、しっかりとした和風屋号を意識して考えました。業務内容(プログラミング、アプリ開発、LAN工事、通信工事)を背景に、重厚感と信頼感を出す方向です。
格調高めの和風「△△」屋号候補
△△工務庵(▲▲こうむあん)
工務=工事や技術。庵で落ち着きと風格を演出。
△△電信堂(▲▲でんしんどう)
電信=通信を古風に表現。「堂」で格式高い印象。
(中略)
△△開発庵(▲▲かいはつあん)
アプリやシステム開発を和風に包み、落ち着いた雰囲気に。
△△工藝館(▲▲こうげいかん)
工藝=技術を“現代の工芸”と捉え、雅で品格のある響き。
💡 ポイント
「庵」「院」「館」「閣」「堂」などを使うと格調が上がります。
「算術」「電信」「結線」「工藝」などの古風な表現でIT要素を和風に落とし込むと、知的で雅やかになります。
ふむふむ。良い感じになってきました。
この後も、いろいろ試しに出してもらったのですが、しっくりくるものがなく。
一晩寝かせてみた。
一晩考えたけど、もう一度「△△」を基本にして、業務内容を前面に押し出さない感じの屋号を提案して。
承知しました!
今回は「△△」をしっかり主役に据え、業務内容(プログラミング・通信工事等)を前面に出さず、余韻や雰囲気で勝負する屋号をご提案します。
あくまで「雅さ」「少人数」「静けさ・落ち着き」「知的さ」を大事にしてみました。
「△△」を主役にした屋号案(業務色を抑えめに)
△△庵(▲▲あん)
シンプルで余韻があり、隠れ家的な印象。
△△舎(▲▲しゃ)
少人数の拠点感。素朴で落ち着いた響き。
△△房(▲▲ぼう)
房=知恵や人が集う小さな場。控えめながら品格あり。
△△堂(▲▲どう)
確かさと格式を兼ね備える。老舗風の安定感。
(後略)
シンプルな感じになりました。
この時点では、「△△舎」がいいなと思っていたのですが。
chatGPTの提案を受けて、次のようなオーダーを出しました。
テイストを加えてみる
柔らかな文人風の中にも、少し職人気質のテイストを加えてみてください。
承知しました!
「△△」をベースに、柔らかく文人風+少し職人気質を織り込んだ屋号をご提案します。
つまり、隠棲感や詩情を大切にしながらも、手仕事・技術への真摯さを感じさせるイメージです。
文人風+職人気質の「△△」屋号案
△△工房(▲▲こうぼう)
工房=手作業や創作の場。素朴ながら品格あり。
△△匠舎(▲▲しょうしゃ)
舎=小さな拠点。匠と合わせて、少人数で手仕事に励む印象。
△△工舎(▲▲こうしゃ)
落ち着きと技術拠点らしさを両立。シンプルで格調高い。
△△技庵(▲▲ぎあん)
技=手仕事・技能。庵との組み合わせで、静かな職人気質を感じさせる。
△△工庵(▲▲こうあん)
工=ものづくり。庵と組み合わせることで「技と静けさ」の両立。
💡工夫したポイント
「匠」「技」「工」「精」「作」などで 職人気質 を加える
「庵」「舎」「房」「軒」などで 文人風・静けさ を残す
硬すぎず、柔らかさと真摯さを併せ持つように構成
👉 個人的には、
雅び+職人感 → △△匠庵
静けさ+技の精緻さ → △△精庵
シンプルで格式高い → △△工舎
あたりが「文人風+職人気質」の良いバランスに思えます。
すごくいい感じの方向に向いてきました。
でも、「これだ!」というピッタリなフィーリングのものにたどり着かず。
「工夫したポイント」を見てると、おや?いい感じなのでは??という組み合わせが。
言葉の意味を深掘りしてみる
「技工」という言葉のニュアンスはどんなイメージ?
いいところに目をつけられましたね!「技工」という言葉は、使う場面によってニュアンスが微妙に変わります。
「技工」の基本的な意味
技術的な作業を行うこと
熟練した技を駆使して細工・製作すること
職人の「手仕事」のニュアンスが強い
日本語での使われ方
一般的には「歯科技工士」など、医療分野での専門職のイメージがまず強いです。
それ以外の文脈ではやや硬質で古風な響きがあり、
「精緻な技術を伴う手作業」「手わざを生かした工芸」
のようなニュアンスを帯びます。
(中略)
👉 まとめると、
「技工」は 緻密な職人技・専門性 のイメージが強く、
屋号に使うと「実直・硬派」な印象を与えやすいです。
ご希望は、屋号に「技工」をそのまま活かしたいですか?
それとも「技工」のイメージだけを取り入れて、もう少し柔らかくアレンジしたいですか?
いい感じになりました。
この後、いろいろ単語をつけたりしてみたのですが、シンプルが一番だと感じたので、法人名は「△△技工」に決めました。
英語表記も考えてみる
いろいろ考えてみたけど、「△△技工」がしっくりくるかな。英語で表記すると、どうなる?
いいですね!✨
「△△技工」は、すでにとても端正で力強い響きを持っています。
英語表記にする場合は、意味を直訳するか、音を写すか の2つのアプローチがあります。
📍 1. 意味を直訳する場合
******(英語表記) Engineering Works
最も一般的な表現。「技工」= Engineering Works と直す。
****** Engineering Studio
少人数・クラフト感を強調するなら Studio。
****** Engineering Atelier
アトリエ的=職人工房のニュアンス。
📍 2. 音を写す(ローマ字表記)
****** Gikō(長音を残す)
****** Giko(シンプルに)
→ 和風の響きをそのまま残したいならこちら。
📍 3. 和英折衷
****** Giko Works
****** Giko Studio
****** Giko Craft
💡まとめ
海外向けに意味を伝えるなら → ****** Engineering Works
和風の響きを大切にするなら → ****** Giko
クラフト感を出すなら → ****** Engineering Studio / Atelier
都合、三日間にわたってChatGPTとやりとりをしました。
なかなか普段使わないような言葉も出てきて、とても面白かったです。
というわけで…
法人名が決まりました。
法人名は
「 △△技工 」 ****** Giko Works
です!
しょうもない記事に長々とお付き合い、ありがとうございました。
ChatGPTとの会話のやり取りが意外と面白く、自分だけでは思いつかなかった単語が出てきたり、アイデアやヒントをもらいながら決めていく作業は、とてもいい経験となりました。
では、次回の記事もお楽しみに。

